2.2.6.5. リアルサーバー の設定¶
実際の接続先となる リアルサーバー のIPアドレスを設定します。
オブジェクト名の設定の際は、「オブジェクト名の推奨」を参考にしてください。
2.2.6.5.2. リアルサーバー 設定項目¶
リアルサーバーの設定項目は、以下の通りです。
項目 | 値 | 説明 |
---|---|---|
Server Name | (半角英数字) | サーバーの名前を入力します。
日本語など2バイトの文字と次の記号は使用できません。
< > ( ) # ' " スペース(空白)
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Load Balancer | ☐ または ☑ | チェックするとReal Serverの負荷分散機能を有効にします。
負荷分散方式はRound Robinです。
新規作成時のみ有効・無効を選択可能です。変更したい場合は、新規作成から行う必要があります。
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Server IP | xxx.xxx.xxx.xxx | サーバーのIPアドレスを入力します。 |
Port | (半角数字) | サーバーのポート番号を入力します。
初期値は80で、SSL enable選択時443に変わります。
別の値を入力することも可能です。
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SSL | (リストから選択) | SSL/TLSが有効(enable)か無効(disable)かを選択します。
1つのサーバーに設定できるプロトコル(ポート)は1つのみです。
enableを選択するとこのサーバーは非SSL/TLSではなくSSL/TLS用になります。
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TLS 1.3 | ☐ または ☑ | チェックするとSSL有効時にTLS1.3を有効にします。 |
Status | (リストから選択) | サーバーの状態が有効(enable)かメンテナンス(maintain)かを選択します。
maintainを選択すると、接続したクライアントに対してメンテナンス画面を表示します。
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Health Check | (リストから選択) | あらかじめ準備したHealth Checkから選択します。 |
Persistence | (リストから選択) | あらかじめ準備したPersistenceから選択します。 |
Comment | (半角英数字) | 任意のコメントを入力します。
日本語など、2バイトの文字は使用できません。
|
2.2.6.5.3. 使用禁止 IP address¶
次のIPアドレスは、インターフェース、ルーティング、オブジェクト、リストに使用することができません。
これらのIPアドレスを使用すると、正常に動作しない場合があります。
- 100.65.0.0/16
- 100.66.0.0/15
- 100.68.0.0/14
- 100.72.0.0/14
- 100.76.0.0/15
- 100.78.0.0/16
- 100.80.0.0/13
- 100.88.0.0/15
- 100.91.0.0/16
- 100.92.0.0/14
- 100.126.0.0/15
2.2.6.5.4. リアルサーバー 追加¶
- 画面左側から Real Server をクリックします。
画面右側の Real Server 画面で[+ オブジェクトを追加]をクリックします。
- 設定値を入力して、[保存]をクリックします。設定項目の詳細は、 リアルサーバー 設定項目 を参照してください。
- [変更を保存]をクリックして、設定をデバイスへ適用します。
2.2.6.5.5. リアルサーバー 変更(編集/複製/削除)¶
- 画面左側から Real Server をクリックします。
画面右側の Real Server 画面で変更対象の行を選択して、操作内容に応じてボタンをクリックします。
Real Server の各ボタンの説明です。
ボタン | 説明 |
---|---|
編集 | 既に設定済みの Real Server の値を変更します。 |
Duplicate | 設定されている Real Server を複製して、同じ値が入力されたオブジェクト設定画面を開きます。
同じような値で別の Real Server を定義したいときに便利です。
Server Name は変更する必要があります。
|
行を削除 | 選択した Real Server を削除します。
Server Policyで使用中のオブジェクトは削除できません。
|
行を削除する場合、確認メッセージが表示されます。本当に削除する場合は[OK]をクリックしてください。
- [変更の保存]をクリックして、設定をデバイスへ適用します。