2.2.5.2. バーチャルサーバー の設定

クライアントの接続を受け付けリアルサーバーに受け渡す バーチャルサーバー のIPアドレスを設定します。
オブジェクト名の設定の際は、「オブジェクト名の推奨」を参考にしてください。

2.2.5.2.1. バーチャルサーバー 初期値

初期状態では、バーチャルサーバー は設定されていません。
お客さま環境に応じて、オブジェクトを用意してください。

2.2.5.2.2. バーチャルサーバー 設定項目

バーチャルサーバー の設定項目は、以下の通りです。

項目 説明
Virtual Server Name (半角英数字)
サーバーの名前を入力します。
日本語など2バイトの文字と次の記号は使用できません。
< > ( ) # ' " スペース(空白)
Virtual IP xxx.xxx.xxx.xxx
サーバーのIPアドレスを入力します。
サブネット マスクは「/32」以外指定できません。
サブネット マスクを入力しなくても、[変更の保存]や[デバイスからの同期]によりIPアドレスの末尾に「/32」と表示されます。
複数の、同じIPアドレスのバーチャル サーバーを作成することはできません。
Status (リストから選択)
サーバーを有効(enable)にするか無効(disable)にするかを選択します。

注釈

  • Virtual IPは インターフェースの設定 で設定した、ConnectedのNWセグメントのIPアドレス以外も指定可能です。その場合、Managed WAF向けのルーティングとしてVirtual IPで設定したIPアドレスを/32で指定ください。

2.2.5.2.3. 使用禁止 IP address

次のIPアドレスは、インターフェース、ルーティング、オブジェクト、リストに使用することができません。
これらのIPアドレスを使用すると、正常に動作しない場合があります。
  • 100.65.0.0/16
  • 100.66.0.0/15
  • 100.68.0.0/14
  • 100.72.0.0/14
  • 100.76.0.0/15
  • 100.78.0.0/16
  • 100.80.0.0/13
  • 100.88.0.0/15
  • 100.91.0.0/16
  • 100.92.0.0/14
  • 100.126.0.0/15

2.2.5.2.4. バーチャルサーバー 追加

  1. 画面左側から Virtual Server をクリックします。
    Object ‣ Virtual Server

    画面右側の Virtual Server 画面で[追加]をクリックします。

    Click Add


  1. 設定値を入力して、[保存]をクリックします。
    設定項目の詳細は、 バーチャルサーバー 設定項目 を参照してください。

    Save Object


  1. [変更の保存]をクリックして、設定をデバイスへ適用します。

    WAF device

    サブネット マスクを入力しなくても、[変更の保存]や[デバイスからの同期]によりIPアドレスの末尾に「/32」と表示されます。
    WAF device

2.2.5.2.5. バーチャルサーバー 変更(編集/複製/削除)

  1. 画面左側から Virtual Server をクリックします。
    Object ‣ Virtual Server

    画面右側の Virtual Server 画面で変更対象の行を選択して、操作内容に応じてボタンをクリックします。

    Click Change


    Virtual Server の各ボタンの説明です。
    ボタン 説明
    編集 既に設定済みの Virtual Server の値を変更します。
    複製
    設定されている Virtual Server を複製して、同じ値が入力されたオブジェクト設定画面を開きます。
    同じような値で別の Virtual Server を定義したいときに便利です。
    Virtual Server Name と Virtual IP は変更する必要があります。
    削除
    選択した Virtual Server を削除します。
    Server Policyで使用中のオブジェクトは削除できません。

    削除の場合、確認メッセージが表示されます。本当に削除する場合は[OK]をクリックしてください。

    Confirm Delete Object


  1. [変更の保存]をクリックして、設定をデバイスへ適用します。

    save