2.2.5.1. リアルサーバー の設定

実際の接続先となる リアルサーバー のIPアドレスを設定します。
オブジェクト名の設定の際は、「オブジェクト名の推奨」を参考にしてください。

2.2.5.1.1. リアルサーバー 初期値

初期状態ではお客さまサーバーアドレス( リアルサーバー )は設定されていません。
お客さま環境に応じて、オブジェクトを用意してください。

2.2.5.1.2. リアルサーバー 設定項目

リアルサーバーの設定項目は、以下の通りです。

項目 説明
Server Name (半角英数字)
サーバーの名前を入力します。
日本語など2バイトの文字と次の記号は使用できません。
< > ( ) # ' " スペース(空白)
Server IP xxx.xxx.xxx.xxx サーバーのIPアドレスを入力します。
Port (半角数字)
サーバーのポート番号を入力します。
初期値は80で、SSL enable選択時443に変わります。
別の値を入力することも可能です。
SSL (リストから選択)
SSL/TLSが有効(enable)か無効(disable)かを選択します。
1つのサーバーに設定できるプロトコル(ポート)は1つのみです。
enableを選択するとこのサーバーは非SSL/TLSではなくSSL/TLS用になります。
Status (リストから選択)
サーバーの状態が有効(enable)かメンテナンス(maintain)かを選択します。
maintainを選択すると、接続したクライアントに対してメンテナンス画面を表示します。
Comments (半角英数字)
任意のコメントを入力します。
日本語など、2バイトの文字は使用できません。

2.2.5.1.3. 使用禁止 IP address

次のIPアドレスは、インターフェース、ルーティング、オブジェクト、リストに使用することができません。
これらのIPアドレスを使用すると、正常に動作しない場合があります。
  • 100.65.0.0/16
  • 100.66.0.0/15
  • 100.68.0.0/14
  • 100.72.0.0/14
  • 100.76.0.0/15
  • 100.78.0.0/16
  • 100.80.0.0/13
  • 100.88.0.0/15
  • 100.91.0.0/16
  • 100.92.0.0/14
  • 100.126.0.0/15

2.2.5.1.4. リアルサーバー 追加

  1. 画面左側から Real Server をクリックします。
    Object ‣ Real Server

    画面右側の Real Server 画面で[追加]をクリックします。

    Click Add


  1. 設定値を入力して、[保存]をクリックします。
    設定項目の詳細は、 リアルサーバー 設定項目 を参照してください。

    Save Object


  1. [変更の保存]をクリックして、設定をデバイスへ適用します。

    save

2.2.5.1.5. リアルサーバー 変更(編集/複製/削除)

  1. 画面左側から Real Server をクリックします。
    Object ‣ Real Server

    画面右側の Real Server 画面で変更対象の行を選択して、操作内容に応じてボタンをクリックします。

    Click Change


    Real Server の各ボタンの説明です。
    ボタン 説明
    編集 既に設定済みの Real Server の値を変更します。
    複製
    設定されている Real Server を複製して、同じ値が入力されたオブジェクト設定画面を開きます。
    同じような値で別の Real Server を定義したいときに便利です。
    Server Name は変更する必要があります。
    削除
    選択した Real Server を削除します。
    Server Policyで使用中のオブジェクトは削除できません。

    削除の場合、確認メッセージが表示されます。本当に削除する場合は[OK]をクリックしてください。

    Confirm Delete Object


  1. [変更の保存]をクリックして、設定をデバイスへ適用します。

    save