ファイルストレージ(プレミアム)¶
重要
2021年11月15日をもちまして、ファイルストレージプレミアムの新規販売を終了します。
- 後継サービスとして、ブロックストレージ のご検討をお願いいたします。
概要¶
概要¶
本サービスは、ロジカルネットワーク経由でNFS(v3)プロトコルにより接続可能なファイルストレージサービスです。
SSD相当ストレージのスループットを共有するストレージサービスです。
ストレージIO制御(QoS: Quolity of Service)を適用することにより、ボリューム毎に最大スループットの性能(MB/sec)を設定します。
ボリューム毎に256GBまたは512GBの容量を提供します。
仮想ストレージという論理モデルにより、物理構成、物理収容を意識することなくロジカルネットワークにボリュームを追加することができます。
本サービスは、GUI、APIから申し込み、解約が可能です。
下記の利用用途に応じて、ベアメタルサーバーから使用することができます。
インメモリデータベースが必要とする外部ストレージ
データのバックアップを高速に保存したい場合の外部ストレージ
特長¶
高速スループット対応の共用ストレージサービス
SSD相当の高スループットを、複数のお客さまで共用いただくことで、安価にご利用いただけるサービスです。
お客さまの使用条件や、サーバ-、ネットワークの状態によっては、実際のスループット性能は異なります。
シンプルなメニュー構成
ボリュームの容量変更はサービスとして提供せず、ボリュームの作成、削除のみとすることで、分かりやすい操作と料金体系を提供します。
利用できる機能¶
本サービスは、GUI/APIからの申し込みにしたがって、提供いたします。
お客さまは、1のロジカルネットワークに対して、1の仮想ストレージを作成することができます。また、1の仮想ストレージに対して1または複数のボリュームを作成して使用することができます。
お客さまは、仮想ストレージを作成した後に、ボリュームを作成する必要があります。
本サービスが接続できるロジカルネットワークは、ストレージプレーンのみです。
なお、ストレージプレーンのMTU値は ロジカルネットワークの詳細情報 を参照してください。
機能一覧¶
ストレージ(ファイルストレージ プレミアム) は、Smart Data Platformのメニューで提供される、外部ストレージのメニューです。メニューにて利用できる機能は、大きく分けて以下の3機能です。
機能 |
説明 |
---|---|
仮想ストレージの管理機能 |
お客さまは、1のサブネットに対して、1の仮想ストレージを複数作成できます。
また、作成した仮想ストレージの削除、設定内容の編集を行うことができます。
|
ボリュームの管理機能 |
お客さまは、1の仮想ストレージに対して複数のボリュームを作成することができます。
また作成したボリュームの削除、設定内容の編集を行うことができます。
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API |
お客さまにて、本サービスをセルフマネジメントするための機能を、APIにて提供します |
各機能の説明¶
仮想ストレージの管理機能¶
機能 |
設定 |
説明 |
|
---|---|---|---|
仮想ストレージの作成 |
仮想ストレージの作成 |
(新規・追加) |
お客さまは、1のサブネットに対して、1の仮想ストレージを複数作成できます。 |
仮想ストレージ名 |
Name |
お客さまは、仮想ストレージの名称を任意に付与できます。
(1-255文字の文字列。アルファベット,数字,ハイフン,アンダーバーのみ使用可能(空白は不可)。先頭文字はアルファベット。)
なお、テナント内でユニークな名称を指定する必要があります。
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説明 |
Description |
お客さまは、仮想ストレージの説明を記入・保存することができます。
(半角英数記号(*1)で255文字まで入力可能です。)
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|
ネットワークの設定 |
Network/Subnet |
お客さまは、ロジカルネットワーク上に作成されたロジカルネットワークID, サブネットに仮想ストレージを紐づけることができます。
なお、ロジカルネットワークのデフォルトゲートウェイとスタティックルーティングのポリシー管理グループにより、当該仮想ストレージ配下の全ボリュームに本ポリシーが適用されます。
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|
IPアドレスプールの設定 |
IP Address Pool |
お客さまは、仮想ストレージとして使用するIPアドレスのプール(範囲)を指定できます。
なお、IPアドレスの範囲は60個までとなります。
本アドレスは仮想ストレージが使用するアドレスです。よって、ロジカルネットワークのIPアドレスプールと重複しないアドレスをご指定ください。
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|
追加のルート設定 |
Host Routes |
お客さまは、スタティックルートを指定することができます。
1の仮想ストレージにつき5個までとなります。
なお、next-hopのアドレスには上記IPアドレスプールで登録しているアドレスは設定できません。
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|
仮想ストレージの削除 |
仮想ストレージの削除 |
(削除) |
お客さまは、作成した仮想ストレージを選択して、削除することができます。
当該操作は実行後に取り消しはできません。
|
仮想ストレージの一覧表示 |
一覧の表示 |
(参照) |
お客さまは、仮想ストレージを一覧で参照することができます。 |
仮想ストレージの詳細表示 |
詳細情報の表示 |
(参照) |
お客さまは、選択した仮想ストレージの詳細情報を参照することができます。 |
仮想ストレージの編集 |
詳細情報の編集 |
Name/Description/Volume type/IP Address Pool/Host Routes |
お客さまは、選択した仮想ストレージの詳細情報を編集(設定変更)することができます。
IPアドレスプールは拡張できるが、縮小できません。(IPアドレスの個数が同じ、もしくは増えた場合でも、元の範囲(レンジ)が狭まることは許容されません。)
|
ボリュームの管理機能¶
機能 |
設定 |
説明 |
|
---|---|---|---|
ボリュームの作成 |
ボリュームの作成 |
(新規・追加) |
お客さまは、1の仮想ストレージに対して複数のボリュームを作成することができます。
ボリュームの個数に制限はありません。
ボリュームはフレーバーから選択することができます。
NFSのマウントポイントをボリューム毎に1つ払い出します。
|
ボリューム名 |
Volume Name |
お客さまは、ボリュームの名称を任意に付与することができます。
(1-255文字の文字列。アルファベット,数字,ハイフン,アンダーバーのみ使用可能(空白は不可)。先頭文字はアルファベット。)
なお、テナント内でユニークな名称を指定する必要があります。
|
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説明 |
Description |
お客さまは、仮想ボリュームの説明を記入・保存することができます。
(半角英数記号(*2)で255文字まで入力可能です。)
|
|
サイズ(GB) |
Volume Size |
お客さまは、ボリュームのサイズをプルダウンメニューから選択することができます。
|
|
ゾーン/グループ |
Zone/Group |
お客さまは、ボリューム毎にグループを選択することができます。 |
|
エクスポートポリシー |
Export Policy |
ボリュームへのアクセス制限機能はありません。 |
|
ボリュームの削除 |
ボリュームの選択 |
(削除) |
お客さまは、作成したボリュームを削除することができます。
当該操作は実行後に取り消しはできません。
|
ディスク内データの消去 |
(削除) |
本メニューでは、削除したボリュームのデータは削除いたしません。 |
|
ボリュームの一覧表示 |
一覧の表示 |
(参照) |
お客さまは、ボリュームを一覧で参照することができます。 |
ボリュームの詳細表示 |
詳細情報の表示 |
(参照) |
お客さまは、選択したボリュームの詳細情報を参照することができます。 |
ボリュームの編集 |
詳細情報の編集 |
Volume Name/Description |
お客さまは、選択したボリュームの詳細情報を編集(設定変更)することができます。 |
メニュー¶
メニュー、プラン¶
メニュー |
フレーバー(上限スループット) |
容量 (GB) |
---|---|---|
ストレージ (ファイルストレージ プレミアム) |
400MB/sec |
256 GB |
512 GB |
||
250MB/sec |
256 GB |
|
512 GB |
||
100MB/sec |
256 GB |
|
512 GB |
||
50MB/sec |
256 GB |
|
512 GB |
申し込み方法¶
お客さま自身の操作により、GUI/API経由で、作成、削除、変更の申し込みを実施いただけます。
ボリュームの容量を変更することはできません。容量を変更したい場合は、新たにボリュームを作成して、データを移行した後に古いボリュームを削除してください。
なお、512GBを超えるボリューム容量は現時点では提供していません。
対象 |
種別 |
説明 |
申し込み数量(個) |
申し込み容量(GB) |
||
---|---|---|---|---|---|---|
最小 |
最大 |
最小 |
最大 |
|||
仮想ストレージ |
作成(新規・追加) |
仮想ストレージを作成する |
1(必須) |
サブネット数 |
ー |
|
削除 |
仮想ストレージを削除する |
1 |
ー |
|||
編集(変更) |
設定変更のみ可能(ネットワーク設定を除く) |
1 |
ー |
|||
ボリューム |
作成(新規・追加) |
ボリュームを作成する |
1(必須) |
制限なし |
256 |
512 |
削除 |
ボリュームを削除する |
1 |
ー |
|||
編集(変更) |
設定変更のみ可能(容量の変更は不可) |
1 |
ー |
制約事項¶
ご利用前の注意点¶
本サービスは共用設備を利用するため、帯域を保証するものではありません。
上限スループットの値が高くても優先的に帯域が割り当てられることはありません。
サーバー、ネットワーク環境の影響を受けることから、特定の読み書き(ストレージスループット)をストレージ側で保証することはできません。
データのバックアップは全てお客さま責任となります。
データネットワークにボリュームを作成する場合は、ボリュームの作成に失敗します。その場合にはストレージネットワークを指定して再度ボリュームを作成する必要があります。
ボリューム利用開始後の容量変更はできません。
ボリューム削除申込み完了後のキャンセルはできません。
ボリュームのエクスポートポリシーは0.0.0.0/0であり、アクセス制限はありません。
仮想ストレージ、ボリュームの作成、削除、編集はテナント毎に処理を行うため、APIにより同時、複数の処理を実行する上で支障が生じる場合があります。
APIでボリューム作成する際に、上限スループットを指定しない場合は、デフォルト値の50MB/secとして設定されます。
保存可能なファイル数にはボリューム単位での上限があります。 (256GBボリュームの場合は約835万ファイル、512GBボリュームの場合は約1670万ファイル)
Windows OSの純正NFSクライアントからはマウントできない仕様です。
動作確認済み環境¶
利用するIPアドレス(IPv4)をお客さまに指定いただきます。
本サービスにてNFSマウント試験を実施しているオペレーティングシステムは下記の通りです。
OSバージョン |
---|
Cent OS Server 7.1-1503 |
Ubuntu Server 14.04 |
Red Hat Enterprise Linux server 7.1 |