3.1. PrimaryDNSへの移行方法¶
お客様がご利用中のPrimaryDNSから FastDNS のPrimaryDNSへ移行を実施する手順についてご説明いたします。
注釈
- ご案内している移行方法は参考情報のためサポート範囲外です。
- 実際の移行については、お客様の移行ポリシーをご確認の上、お客様責任のもと実施ください。
3.1.1. ゾーン情報の複製¶
お客様PrimaryDNSのゾーン情報を FastDNS の設定へ複製します。
その上でゾーン内のNSレコード及びSOAレコードの提示先を、 FastDNS のDNSサーバーとして設定します。
ゾーン情報の複製 イメージ図
3.1.2. 設定確認¶
設定が正しいか、直接 FastDNS のネームサーバーを指定して名前解決の確認を行います。
割り当てられたサーバーがaxx-xx.akam.net.の場合
- SOA レコードの確認
dig @axx-xx.akam.net soa example.co.jp
- TXT レコードの確認
dig @axx-xx.akam.net TXT example.co.jp
- mx レコードの確認
dig @axx-xx.akam.net mx example.co.jp
- www.example.co.jpのAレコードの確認
dig @axx-xx.akam.net www.example.co.jp
3.1.3. お客様ゾーン情報に FastDNS 権威サーバーを追加¶
お客様ゾーン内の権威DNSサーバーの指定を、今までのものに加え、 FastDNS を追加します。
これにより名前解決要求の一部が FastDNS によって行われます。
FastDNS権威サーバー追加 イメージ図
3.1.4. お客様ゾーン情報から既存権威サーバーを削除¶
お客様ゾーン内の権威DNSサーバーの指定を、 FastDNS のみにします。
これによりゾーンの権威を持つNSサーバーを FastDNS のみに権威移譲している形になるため、名前解決の全てが FastDNS によって行われます。
既存権威サーバー削除 イメージ図
3.1.5. レジストリ登録情報の変更¶
レジストリ登録上の権威サーバーを、 FastDNS に指定します。
レジストリ登録情報の変更 イメージ図
注釈
切り替え後、上位権威サーバーで指定されているNSのTTL経過後、お客様がご利用中のPrimaryDNSサーバーに名前解決要求が来ていないことを確認の上、適宜停止ください。
PrimaryDNSへの移行手順は以上です。