Smart Data Platform で利用しているグローバルIPアドレスに関する逆引き設定方法

本ページでは、 DNSメニューの逆引き設定を利用して
Smart Data Platform で利用しているグローバルIPアドレス逆引き設定についてご説明いたします。

想定シナリオ

ここでは、以下の設定例でサーバーインスタンスの逆引き設定を行います。 サーバーインスタンスのIPアドレスには前もってデフォルトの逆引きレコードが設定済です。

  • サーバーのIPアドレス

    192.0.2.5

  • サーバーのデフォルト逆引きレコード(設定済)

    192-0-2-5-revip-jp1-default.2.0.192.in-addr.arpa.

  • サーバーのIPアドレスの逆引きレコードに設定する名前

    reverselookup.example.com.

(手順1) ゾーンの追加

サーバーに設定したい名前のゾーンを作成します。 本手順は、すでに該当ゾーンを作成済みの場合、スキップ可能です。

ゾーンの作成方法 を参考に、以下の値でゾーンを作成します。

  • Domain Name: ドメイン名

    example.com.

(手順2) 逆引きレコードセットの追加

レコードセットの作成方法 を参考に、対象ゾーンでレコードセット作成画面を開き、以下の情報を入力します。 名前にreverselookupを入力し、値にサーバーインスタンスのIPアドレスを入力することで逆引きレコードが作成できます。

  • 名前(Name): 逆引き結果のレコード名

    reverselookup.example.com.

  • タイプ(Type): PTRレコード

    PTRレコード

  • 値(Value): サーバーインスタンスのIPアドレス

    192.0.2.5

ECLIPの逆引き

注釈

  • テナント内でグローバルIPアドレスを追加した直後は、最大30分間逆引き設定ができない場合があります。しばらくお待ち下さい。
  • ユーザーアカウントがアクセス可能なテナント上で使用しているグローバルIPアドレスのみ設定可能となります。
  • 逆引きレコードの作成を行うユーザが紐づく契約と、グローバルIPアドレスが払い出されたテナントおよび逆引きレコードを作成するテナントが紐づく契約が同一である必要があります。

(手順3) 正常性確認

正常性確認のために、digコマンドを実行し応答のANSWER SECTIONに設定した逆引きレコードが記載されている事を確認してください。 DNSキャッシュサーバがキャッシュを持っており正しい値が返らない場合がありますので、しばらく待ってから再度お試しください。

$ dig 192.0.2.5 -x

;; QUESTION SECTION:
;5.2.0.192.in-addr.arpa.  IN  PTR

;; ANSWER SECTION:
5.2.0.192.in-addr.arpa. 60  IN  PTR reverselookup.example.com.

以上で完了です。

注釈

逆引き設定しているグローバルIPアドレスを解約(返却)すると、当該グローバルIPアドレスに関する逆引き応答はデフォルト値であるデフォルト逆引きレコードに戻りますが、逆引き設定は引き続き残ります。逆引き設定はお客様にて削除してください。(当該ゾーンの料金は発生し続けますので、不要なゾーンは削除してください。)