Account Protector¶
概要¶
Account Protector(以下、本メニュー)とは、グローバルに分散された Akamai Intelligent Platform を活用して、ボットのふるまいやアカウントを乗っ取ろうとする悪性ユーザーのふるまいをエッジで検知し、識別して対処するサービスです。
本メニューはボットやユーザーの活動に対して、設定済みの措置をエッジサーバーで講じ、オリジンにはブロック対象とならなかった通信を転送します。
正当なトラフィックと悪意のあるトラフィックの傾向に応じて、監視ありの学習、監視なしの学習、深層学習のアルゴリズムが調整され、マネージド・セキュリティ・サービスにより Account Protector がチューニングされ、攻撃に対処します。
単純にアクセスを遮断するだけではなく、あえて接続を許可した上でトラフィックを遅滞させる等の高度な緩和策が可能です。
提供機能¶
本メニューで提供する基本機能は以下の通りです。
契約内容により含まれる機能が異なる場合があります。
機能 | 概要 |
Bot Manager Premier | Bot Manager Premierを含みます。
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ユーザーふるまい検知 | 各ユーザーアカウントごとに通常のログイン動作とは違うログイン試行かどうかなどを検知します。
初回アクセスのユーザーアカウントに対しても、地域ベースの人口による統計的な解析などを用いて不審なログインではないかを判断します。
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モニター | 検知状況についてポータル上のモニターで確認することができます。
他のサポートメニューを利用することで、セキュリティ対策の包括的なレビューを提供します。
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バイパスユーザーリスト | ユーザーアカウント単位のバイパスリストを作成することで、信頼済みユーザーアカウントを誤遮断しないようにAccount Protctorをバイパスさせることが出来ます。
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料金体系¶
月額¶
月額には、原則として基本額と加算額が存在します。(*)
種別 | 料金に含まれるもの |
基本額 | コミット値までの基本機能の料金(契約内容により含まれる機能が異なります) |
加算額 | 基本機能のうち、コミット値がある機能については、コミット値を超える分は加算額として請求されます。 |
(*) 申込書の添付資料である見積書にて定義されている内容が優先されます。
制約条件¶
制約条件は以下の通りです。
- Rate Control を使用しての判断は最大10ポリシーまでです。(※セキュリティ設定あたりの上限)
- DSA等の配信メニューとの併用が必要です。
- 本メニューの利用にはクライアントにおいてCookie付与(ヘッダサイズが増加します)およびJavaScript使用が発生いたします。
- モバイルアプリケーションのご利用がある場合は追加でご契約が必要です。
- その他条件については、「導入時の注意事項」および「導入後の注意事項」を参照してください。