Arcserve¶
概要¶
メニューの概要¶
- 本メニューをお申し込みいただくと、Smart Data Platform (以下、SDPF) 上で動作するバックアップソフトウェアのライセンスが月額単位で利用できます。
- 本メニューでご提供するバックアップソフトウェアは、オンプレミス環境から SDPF への移行 (マイグレーション) および遠隔地への保管および復旧に利用できます。
- 遠隔地とほぼリアルタイムのデータ同期を行う Replication 機能、およびサーバーの自動切換えを行う High Availability (HA) 機能を Hybrid Cloud with Azure とのマルチクラウド構成で利用できます。
サービスの特徴¶
- バックアップソフトウェアを月額課金で利用できます。
- SDPF サーバーインスタンス、ハイパーバイザー上の仮想マシン、ベアメタルサーバーのシステムイメージバックアップおよびデータバックアップができます。
- SDPF サーバーインスタンス、ハイパーバイザー、ベアメタルサーバーの各サーバータイプから、異なるサーバータイプへ移行に利用できます。
- オンプレミス等の SDPF 外部環境から SDPF へのシステムおよびデータの移行に利用できます。
- オンプレミス等の SDPF 外部環境と SDPF、および SDPF のリージョン間などの遠隔地保管および復旧に利用できます。
- 拠点間の Replication / HA 構成を利用できます。
- ソフトウェアに関する Arcserve 社への問い合わせが可能です。
利用シーン¶
- システム・データのバックアップ・リストア
- システム要求性能の拡大・縮小に伴う、サーバータイプの変更
- オンプレミス等から SDPF への移行
- 遠隔地への保管および復旧によるシステム・データの復元性強化
利用できる機能¶
機能一覧¶
バックアップソフトウェア¶
バックアップソフトウェアとして、Arcserve Unified Data Protection (UDP) Advanced Edition および Premium Plus Edition の各種機能が利用できます。
機能概要は以下の通りです。構成・環境に依存するため、Arcserve 社が提供する製品マニュアルを参照ください。構成例は、構成ガイドを参照してください。
機能 Advanced Edition Premium Plus Edition イメージバックアップ・リストア (エージェント型) [1] ◯ ◯ データバックアップ・リストア (エージェント型) ◯ ◯ 仮想マシンのスナップショット取得 (エージェントレス型) [2] ◯ ◯ 遠隔地へのバックアップの複製 ◯ ◯ 管理コンソールによるバックアップの集中制御 (エージェントの配布・リモートインストール) ◯ ◯ AES256 / 196 / 128 ビットでバックアップデータを暗号化 ◯ ◯ Replication 機能による、遠隔地のレプリカサーバーとほぼリアルタイムのデータ同期 ー ◯ HA 機能による、冗長化されたサーバーの自動切換え ー ◯
注釈
[1] | イメージバックアップ・リストアに関して |
- Arcserve UDP ではフルシステムリストアの際、利用していたオフィシャルテンプレートが必要になります。
- 販売終了によりオフィシャルイメージテンプレートが利用できない状態となった場合、取得して頂いたバックアップデータから仮想マシンのリストアができませんのでご注意ください。
- イメージ管理機能を用いて、事前にオフィシャルイメージテンプレートからプライベートテンプレートを取得していれば、そのプライベートテンプレートから元のオフィシャルイメージテンプレート相当の仮想マシンを作ることは可能です。事前にプライベートテンプレートを用意しておくことを推奨します。
なお、プライベートテンプレートについても OS のサポート終了以降はサポートされなくなりますので、OS バージョンのサポート終了までに新しいバージョンへのアップデート実施を計画してください。
[2] | ハイパーバイザーメニューで稼働する仮想マシンが対象です。 |
スケジュール¶
- 本メニューはバックアップの実行タイミングとして即時とスケジュールが選択でき、更にスケジュールはバックアップ取得の周期と最低保存期間を設定できます。[毎日]、[毎週]、[毎月]、および[カスタム/手動]の単位で設定できます。
メニュー¶
メニュー一覧¶
バージョン | エディション | タイプ | 単位 | 課金単位 |
---|---|---|---|---|
7.0 [3] | Advanced Edition | for 仮想サーバー | ライセンス | 月 (定額) |
for ベアメタルサーバー 1 Socket, ハイパーバイザー 1 Socket | ||||
for ベアメタルサーバー 2 Socket, ハイパーバイザー 2 Socket | ||||
8.x | Advanced Edition | for 仮想サーバー | ||
for ベアメタルサーバー 1 Socket, ハイパーバイザー 1 Socket | ||||
for ベアメタルサーバー 2 Socket, ハイパーバイザー 2 Socket | ||||
9.x [4] | Advanced Edition | for 仮想サーバー | ||
for ベアメタルサーバー 1 Socket, ハイパーバイザー 1 Socket | ||||
for ベアメタルサーバー 2 Socket, ハイパーバイザー 2 Socket | ||||
Premium Plus Edition | for 仮想サーバー | |||
for ベアメタルサーバー 1 Socket, ハイパーバイザー 1 Socket | ||||
for ベアメタルサーバー 2 Socket, ハイパーバイザー 2 Socket |
注釈
[3] | ArcserveUDP 7.0 は2023年1月31日をもって新規販売を終了しています。追加申込は可能です。 |
[4] | Premium Plus Edition は Arcserve UDP 9.x のみで提供しています。 |
必要なライセンス¶
- バックアップ対象となるサーバーの仕様に合わせて、ライセンスを選択ください。
- リストア先サーバーにはライセンスは不要です。ただし、リストア先でもバックアップが必要な場合は、別のライセンスをお申込みください。
サーバーインスタンス向けライセンス¶
- バックアップ対象となるサーバーが、お客さま専有の物理サーバーではない場合、
for 仮想サーバー
のライセンスを選択ください。 - SDPF への移行、SDPF との DR に利用する場合の SDPF 外部環境も同様です。
ベアメタルサーバー、ハイパーバイザー向けライセンス¶
- バックアップ対象となるサーバーが、お客さまが専有する CPU 1 ソケットの物理サーバーの場合、
for ベアメタルサーバー 1 Socket, ハイパーバイザー 1 Socket
のライセンスを選択ください。 - バックアップ対象となるサーバーが、お客さまが専有する CPU 2 ソケットの物理サーバーの場合、
for ベアメタルサーバー 2 Socket, ハイパーバイザー 2 Socket
のライセンスを選択ください。
注釈
CPU 3 ソケット以上の物理サーバーをご利用の場合には、1 ソケット / 2 ソケットのライセンスを組み合わせて、ご利用の CPU 数のライセンスをお申込みください。
ご利用方法¶
申し込み数の上限¶
- Advanced Editionのライセンスキーのお申込み上限は 2,000 です。
- Premium Plus Editionのライセンスキーのお申込み上限は 350 です。
- 申込み上限を超えて利用したい場合は、弊社営業担当へお問い合わせください。
お申し込み可能なリージョン¶
- 以下のリージョンでお申し込み可能です。
- JP1, JP2, JP4, JP5, JP6, JP7, JP8
注釈
- いずれのリージョンでお申込みいただいても、すべてのリージョンでご利用いただけます。
SDPF リージョン以外の国・地域から、SDPF へ移行する際の制限¶
- SDPF リージョン以外の国・地域から SDPF へ移行する場合、以下の条件を満たす範囲でライセンスを利用できます。
- アメリカ合衆国の輸出法で規定された輸出禁止先ではライセンスは利用できません。
- お客さまの責任で、移行に関係する国・地域の法制度を遵守してください。
運用¶
サポート¶
申し込まれた Arcserve UDPについて、Arcserve 社が直接提供します。Arcserve UDPの動作不良が疑われる場合、Arcserve 社のサポート窓口へご連絡ください。
サポート言語は日本語となります。
サポート窓口の連絡先およびサポート時間等の情報は、以下の情報を参照ください。本メニューに含まれるサポートは「バリューサポート」に該当します。
注釈
サポート内容の詳細は Arcserve Support Policy を確認してください。
ご利用条件¶
他サービスとの組み合わせ条件¶
- Replication機能、HA機能は Hybrid Cloud with Microsoft Azure で利用できます。また、フルシステムシナリオにおいて複製元および複製先に Linux を指定する場合には RHA Engine のバージョンは最新の v18.0 sp3a ではなく v18.0 sp3 をご利用ください。ファイルサーバーシナリオを Linux 同士で利用する場合、Arcserve Japan のサポート対象外となります。
注釈
Arcserve Replication/High Availability 18.0の詳細な動作要件は Arcserve 社Webサイト(動作要件) やその他、Arcserve社から発行されているシステム要件等資料をご参照ください。
ご利用前の注意点¶
- 本メニューは、システムおよびデータのバックアップおよびリストアの成功を保証するものではありません。バックアップおよびリストアはお客さまの責任で実施してください。リストア先のサーバーに不具合が発生した場合も弊社では一切の責任を負いません。Arcserve社が公開しているドキュメント を参照した上で、十分に検証することを推奨します。
- サービスの故障やメンテナンスによりバックアップが取得できない場合があります。バックアップの取得状況についてはお客さま自身にてご確認ください。
- バックアップ取得中にデータ更新が発生すると、バックアップデータの整合性が失われてしまう可能性があります。お客さま側で安全な静止点を確保してからバックアップを取得するようにしてください。
- OS およびサーバータイプに応じたライセンスがサーバー毎に必要です。
- 本メニューの利用には、本規約に加えて、Arcserve 社の EULA が適用されるものとします。これにより、ロゴ、著作権表記等の改変、リバースエンジニアリング、不正インストール、頒布、複製等が禁止されています。
- ライセンスは、一つの OS に 1 回限りインストール可能です。使わなくなったライセンスを別サーバーに利用することはできません。
- 月途中での申込み、解約の場合、日割り課金は適用されません。
- 本メニュー申込み時に指定したソフトウェアサポートリージョンを変更する場合は、解約の上、新たにお申し込みください。
- Arcserve 社への問合せには、オーダー ID が必要です。オーダー ID およびライセンスキーは、お申し込み後に弊社が通知します。なお、オーダー ID の通知には、5 営業日を要します。
- お客さまから Arcserve 社への直接の問い合わせを可能とするため、お申し込みいただいた情報を、Arcserve 社へ通知します。
- SDPF で稼働するシステムに直接関係しないシステムは本メニューが提供するライセンスを利用できません。詳細は Smart Data Platformサービス利用規約(別冊(クラウド/サーバー)) を参照ください。
- SDPF へのマイグレーション時には、OS のライセンススイッチが必要です。SDPF から外部環境へのマイグレーションを含め、SDPF OS メニューの規定に従ってください。
- ライセンス違反が確認された場合は、サービス提供を中止する場合があります。
- ライセンスのサポート期間は、Arcserve 社のサポートライフサイクルに準拠します。Arcserve 社のサポートライフサイクルについては Arcserve 社Webサイト をご参照ください。
- アプリケーションは Arcserve 社のウェブサイトから入手できます。
- アプリケーションを動作するためのコンピュートリソースおよびバックアップ保存先のストレージは本メニューには含まれていません。
- 本メニューを利用したサーバータイプの変更は、あらゆる構成のタイプ変更や移行作業の成功を保証するものではありません。サーバータイプ変更はお客様責任で実施してください。
- 本サービスのバックアップデータは弊社で保持期間を設けておりません。お客さまにて管理をしてください。