1.2.6.5. 通信安定化ソリューション(協調型インフラ基盤/intdash)

■概要

 通信安定化ソリューション(協調型インフラ基盤※1/intdash※2)は、docomo business SIGNのコンピュート(MEC IaaS)上で利用可能な、モビリティ、自動運転、ロボットなどの遠隔監視・制御に必要となる、安定した通信とリアルタイムなデータ連携を実現するソリューションです。

 複数回線によるマルチパスの通信制御を行う「協調型インフラ基盤」と、リアルタイムデータ伝送システム「intdash」を組み合わせることで、通信品質の安定化に加え、通信断が発生した際のデータ欠損の抑制や、さまざまなIoT機器から収集したデータの統合・可視化を実現します。

 「協調型インフラ基盤」と「intdash」は、利用目的に応じていずれか一方、または両方を組み合わせて利用できます。また、通信安定化ソリューションとしての利用に限らず、intdashを単独で利用することも可能です。


■特徴

以下の特徴を有する「協調型インフラ基盤」や「intdash」を、キャリア網から閉域接続で直結可能であり、機密性が高いデータの安全な取り扱いが可能なコンピュート(MEC IaaS)上で提供します。

1.複数回線の活用による通信品質の安定化

 協調型インフラ基盤は、複数のモバイル回線を用いてマルチパスの通信制御を行うNTTの技術です。

 通信を安定化することで、モビリティやロボットなどの運用中に通信が不安定になった場合の再接続や手動対応を減らし、遠隔監視・制御に伴う運用負担を軽減します。

2.自動再送によるデータ欠損の抑制

 intdashは、通信が一時的に途切れた場合でもデータを保持し、通信の回復後に自動で再送します。

 これにより、移動中や通信環境が変化する場所でも、取得したデータの欠損を抑えながらデータを伝送できます。

3.リアルタイムなデータ統合・可視化

 intdashのリアルタイムデータ基盤により、さまざまなIoT機器から収集した、形式の異なる複数のデータをリアルタイムに連携できます。

 通信を安定化するだけでなく、収集したデータを統合・可視化し、遠隔地の状況把握やモビリティの運用に活用できます。


■活用シーン

●モビリティや自動運転車両の遠隔監視

 移動に伴って通信環境が変化するモビリティや自動運転車両において、通信品質を安定化し、車両や周辺機器から取得した機密性の高いデータ(自動運転に必要な常時監視映像、車両の走行データ等)をリアルタイムに連携します。

 通信が一時的に途切れた場合もデータを保持・再送することで、遠隔からの継続的な状況把握を支援します。

●ロボットの遠隔監視・運用

 離れた場所で稼働するロボット等の状態やセンサーデータといった、ロボットの安全管理や製造管理上で機密性の高いデータをリアルタイムに連携し、遠隔からの監視・運用に活用できます。

 通信の安定化によって再接続や手動対応の負担を軽減するとともに、通信断発生時のデータ欠損を抑制します。

●複数のIoT機器を利用したデータ収集・可視化

 複数のIoT機器から収集される異なる形式のデータをリアルタイムに連携し、一元的な把握や可視化に活用できます。

 安定したデータ伝送とデータ統合を組み合わせることで、機器や設備の状況を継続的に確認できる環境を提供します。

 製造やインフラに関わる、秘匿性の高いデータの取扱にも適しています。



利用には「協調型インフラ基盤」または「intdash」、もしくは両方の契約が必要です。
詳細情報については、担当者(mbtf-cc-gtm@ntt.com)までお問い合わせください。
※1 「協調型インフラ基盤」は、複数回線によるマルチパスの通信制御を実現するNTTの技術です。
※2 「intdash」は、株式会社アプトポットが提供するリアルタイムデータ伝送システムです。