Version1からVersion2へのバージョンアップについての諸注意

バージョンアップ機能には、下記の諸注意がございます。お客様のご希望のタイミングでバージョンアップができない可能性がございますので、複数の作業日程をあらかじめご計画いただけますと幸いです。


・1デバイスのバージョンアップに80分程度の時間を要します。

・Managed WAFのバージョンアップ時、計10分程度の通信断(数分の断が複数回)が発生いたします。

・通信断に関わる目安としては上記となりますが、基盤の状況により超過する場合がありますのでご注意願います。

・デバイス追加/バージョンアップ処理はリージョン毎にシーケンシャルに実施いたします。
例1)         JP1で3デバイスがバージョンアップをしている時(1デバイス実行中。2デバイス待機中)、JP1でバージョンアップ機能を実行すると、バージョンアップ開始までに最大240分の待ちが発生いたします。
例2)         JP1で3デバイスがバージョンアップをしている時(1デバイス実行中。2デバイス待機中)であっても、JP2でバージョンアップをしているデバイスが0台であれば、JP2のバージョンアップ開始に待ち時間は発生いたしません。

・待ち時間の目安の表示は、バージョンアップ機能に具備されております。

・バージョンアップ機能を実施すると、バージョンアップ待機中のステータスであってもキャンセルすることができません。

・バージョンアップ待機中は、通信断は発生いたしません。

・Version1からVersion2の別プランへ移行したい場合、同プランでVersion2に移行後にプラン変更を実施いただく必要がございます。
例:Managed WAF (2CPU-4GB) Version1からManaged WAF (4CPU-6GB) Version2へ変更したい場合。
STEP1:Managed WAF (2CPU-4GB) Version1からManaged WAF (2CPU-4GB) Version2へバージョンアップ。(通信断発生)
STEP2:Managed WAF (2CPU-4GB) Version 2からManaged WAF (4CPU-6GB) Version2へプラン変更。(通信断発生)

・バージョンアップ前のログおよびインシデントレポートはVersion2へは引き継がれません。また、バージョンアップ実施後は、Version1のポータルに過去のログを確認することができなくなります。

・バージョンアップ前のデバイスKPIはVersion2へは引き継がれません。

こちら にご案内のとおり、一部Signature IDが変更されています。 White List/Block Listに登録しているSignature IDが該当した場合、バージョンアップ後に当該IDの設定は削除されます。また、バージョンアップに伴いシグネチャーの検知精度も向上しています。そのため、これまで透過していた通信についても検知/防御する場合があります。Signature ID設定削除および検知精度の向上による通信影響をご懸念される場合、バージョンアップ前にMonitorモードへ変更し、バージョンアップ後に通信影響をご確認の上、Monitorモード解除をお願いいたします。Monitorモードの設定につきましては こちら を参照ください。

こちら にご案内のとおり、暗号スイートが変更されています。Server Policy "SSL/TLS Encryption Level"のCustom設定で、 こちら のCustom-only SSL/TLS encryption levels記載のCipherを選択している場合、バージョンアップ後に該当するCipherの選択がOffに変更されます。お客様環境に合わせて、バージョンアップ後に再度選択をOnにするようお願い致します。