Version2とVersion3 仕様差分 (サービスオブジェクト設定変更)¶
後述の一部オブジェクトについて、Version3へバージョンアップした際およびversion3で再起動が行われると、設定内容が変更されてしまう可能性がございます。
当該オブジェクトをFirewall Policyでご利用の場合、異なる名前のサービスオブジェクトを定義しご利用いただくことを推奨いたします。
注釈
デフォルトでTCPおよびUDPが設定されている全てのサービスオブジェクトについて、設定画面やConfig Exportで出力されるファイルにおいて片方のTCP/UDPしか表示されない仕様です。
パターン1:対象オブジェクトにTCP/UDP両方の記載がある¶
現在設定されていない方が追加されます。
現在設定されている方は変更されません。
注釈
例) DNS (設定プロトコル:UDP/10053) が存在する場合、バージョンアップ後(再起動後)にはDNS(設定プロトコル:UDP/10053, TCP/53)となります。
パターン2:対象オブジェクトに TCP/UDP片方の記載がある¶
何も起こりません。
注釈
例) HTTP (設定プロトコル:TCP/10080)が存在する場合、バージョンアップ後(再起動後)にはHTTP (設定プロトコル:TCP/10080)のままとなります。
現在設定されていない方が追加されます。
注釈
例) HTTP(設定プロトコル:UDP/10080)が存在する場合、バージョンアップ後(再起動後)にはHTTP(設定プロトコル:UDP/10080, TCP/80)となります。
パターン3 対象オブジェクトと同名のオブジェクトが存在しない場合¶
パターン一覧表¶
パターン |
条件 |
オブジェクト名 |
既存設定プロトコル |
変更後設定プロトコル |
---|---|---|---|---|
1 |
対象オブジェクトにTCP/UDP両方の記載がある場合 |
DNS |
UDP/10053 |
TCP/53, UDP/10053 |
2-a |
対象オブジェクトにTCP/UDP片方の記載がある場合、かつ記載がある方が現在設定されている場合 |
HTTP |
TCP/10080 |
TCP/10080 |
2-b |
対象オブジェクトにTCP/UDP片方の記載がある場合、かつ記載が無い方が現在設定されている場合 |
HTTP |
UDP/10080 |
TCP/80, UDP/10080 |
- |
対象オブジェクトをICMPもしくはIPで設定している場合 |
HTTP |
ICMP or IP |
ICMP or IP |