2.1.7.1. Antivirus(アンチウイルス機能のプロファイル)

ファイアウォール ポリシーで使用する、UTMアンチウイルス機能のプロファイルを定義します。
Antivirusプロファイルでは、プロトコルごとにアンチウイルス機能を無効にするか、有効にしてブロックするか、有効にして検知のみとするかを選択することができます。
アンチウイルス機能の対象とするファイルのサイズの上限はScan Portsプロファイルで指定します。

2.1.7.1.1. Antivirus プロファイル 初期値

初期状態で[Antivirus]をクリックしたときに表示されるのが既定のAntivirusプロファイルです。
Antivirusprofile

AntiVirus_Monitor、__upg_AntiVirus_Monitorすべてのプロトコルで検知のみ、AntiVirus_Block、__upg_AntiVirus_Blockはすべてのプロトコルで検知してブロックします。
また、先頭に__upgの表記があるプロファイルはHTTP通信を検知した際にHTTPヘッダをログとして出力します。
既定のAntivirusプロファイルはそのまま使用できますが、編集してお客さま固有の定義に変更することもできます。

2.1.7.1.2. Antivirus プロファイル 設定項目

Antivirus プロファイル の設定項目は、以下の通りです。

項目 説明
Profile Name (半角英数字)
プロファイルの名前を入力します。
日本語など2バイトの文字と次の記号は使用できません。
< > ( ) # ' " スペース(空白)
HTTP [Block]または[Monitor]または[Disable] HTTPに対するアンチウイルス機能の挙動を選択します。
FTP [Block]または[Monitor]または[Disable] FTPに対するアンチウイルス機能の挙動を選択します。
SMTP [Block]または[Monitor]または[Disable] SMTPに対するアンチウイルス機能の挙動を選択します。
POP3 [Block]または[Monitor]または[Disable] POP3に対するアンチウイルス機能の挙動を選択します。
IMAP [Block]または[Monitor]または[Disable] IMAPに対するアンチウイルス機能の挙動を選択します。
MAPI [Block]または[Monitor]または[Disable] MAPI(MAPI/RPC)に対するアンチウイルス機能の挙動を選択します。
NNTP [Block]または[Monitor]または[Disable] NNTPに対するアンチウイルス機能の挙動を選択します。
Comment (半角英数字)
コメントをつけたい場合は入力します。
255文字以内で、日本語など2バイトの文字は使用できません。
" ? $


2.1.7.1.3. Antivirus プロファイル 追加

  1. 画面左側のオブジェクト画面から Antivirus をクリックします。

Security Profile ‣ Antivirus ‣ Antivirus

画面右側の Antivirus 画面で[オブジェクトを追加]をクリックします。

ClickAdd

2. 設定値を入力して、[保存]をクリックします。 設定項目の詳細は、 Antivirus プロファイル 設定項目 を参照してください。

SaveObject

  1. [変更を保存]をクリックして、設定をデバイスへ適用します。
SaveConfig

注釈

  • ファイアウォールポリシーを作成する前に、必ずプロファイルの保存[変更を保存]を実施してください。


2.1.7.1.4. Antivirus プロファイル 変更(編集/複製/削除)

  1. 画面左側のオブジェクト画面から Antivirusをクリックします。

Security Profile ‣ Antivirus ‣ Antivirus

画面右側の Antivirus 画面で変更対象の行を選択して、操作内容に応じてボタンをクリックします。

ClickChange

Antivirus の各ボタンの説明です。
ボタン 説明
編集 既に設定済みの Antivirus プロファイル の値を変更します。
行を削除 選択した Antivirus プロファイル を削除します。
Duplicate
設定されている Antivirus プロファイル を複製して、同じ値が入力されたオブジェクト設定画面が開きます。
Profile Name は必ず変更してください。
同じような値で別の Antivirus プロファイル を定義したいときに便利です。

削除の場合、確認メッセージが表示されます。本当に削除する場合は[OK]をクリックしてください。
DeleteObject

※Firewall Policyで使用中のオブジェクトは削除できません。


2.[変更を保存]をクリックして、設定をデバイスへ適用します。

SaveConfig

注釈

  • ファイアウォールポリシーを作成する前に、必ずプロファイルの保存[変更を保存]を実施してください。