2.1.6.1. Antivirus(アンチウイルス機能のプロファイル)¶
ファイアウォール ポリシーで使用する、UTMアンチウイルス機能のプロファイルを定義します。
Antivirusプロファイルでは、プロトコルごとにアンチウイルス機能を無効にするか、有効にしてブロックするか、有効にして検知のみとするかを選択することができます。
アンチウイルス機能の対象とするファイルのサイズの上限はScan Portsプロファイルで指定します。
2.1.6.1.1. Antivirus プロファイル 初期値¶
初期状態で[Antivirus]をクリックしたときに表示されるのが既定のAntivirusプロファイルです。
AntiVirus_Monitor、__upg_AntiVirus_Monitorすべてのプロトコルで検知のみ、AntiVirus_Block、__upg_AntiVirus_Blockはすべてのプロトコルで検知してブロックします。
また、先頭に__upgの表記があるプロファイルはHTTP通信を検知した際にHTTPヘッダをログとして出力します。 詳細は UTMログに[extended-log]の項目が追加 を参照してください。
既定のAntivirusプロファイルはそのまま使用できますが、編集してお客さま固有の定義に変更することもできます。
2.1.6.1.2. Antivirus プロファイル 設定項目¶
Antivirus プロファイル の設定項目は、以下の通りです。
項目 | 値 | 説明 |
---|---|---|
Profile Name | (半角英数字) | プロファイルの名前を入力します。
日本語など2バイトの文字と次の記号は使用できません。
< > ( ) # ' " スペース(空白)
|
HTTP | [Block]または[Monitor]または[Disable] | HTTPに対するアンチウイルス機能の挙動を選択します。 |
FTP | [Block]または[Monitor]または[Disable] | FTPに対するアンチウイルス機能の挙動を選択します。 |
SMTP | [Block]または[Monitor]または[Disable] | SMTPに対するアンチウイルス機能の挙動を選択します。 |
POP3 | [Block]または[Monitor]または[Disable] | POP3に対するアンチウイルス機能の挙動を選択します。 |
IMAP | [Block]または[Monitor]または[Disable] | IMAPに対するアンチウイルス機能の挙動を選択します。 |
MAPI | [Block]または[Monitor]または[Disable] | MAPI(MAPI/RPC)に対するアンチウイルス機能の挙動を選択します。 |
NNTP | [Block]または[Monitor]または[Disable] | NNTPに対するアンチウイルス機能の挙動を選択します。 |
Comment | (半角英数字) | コメントをつけたい場合は入力します。
255文字以内で、日本語など2バイトの文字は使用できません。
|
2.1.6.1.3. Antivirus プロファイル 追加¶
- 画面左側のオブジェクト画面から Antivirus をクリックします。
- 設定値を入力して、[保存]をクリックします。設定項目の詳細は、 Antivirus プロファイル 設定項目 を参照してください。
[変更の保存]をクリックして、設定をデバイスへ適用します。
注釈
- ファイアウォールポリシーを作成する前に、必ずプロファイルの保存[変更の保存]を実施してください。
2.1.6.1.4. Antivirus プロファイル 変更(編集/複製/削除)¶
- 画面左側のオブジェクト画面から Antivirus をクリックします。
画面右側の Antivirus 画面で変更対象の行を選択して、操作内容に応じてボタンをクリックします。
Antivirus の各ボタンの説明です。ボタン 説明 編集 既に設定済みの Antivirus プロファイル の値を変更します。 複製 設定されている Antivirus プロファイル を複製して、同じ値が入力されたオブジェクト設定画面が開きます。Profile Name は必ず変更してください。同じような値で別の Antivirus プロファイル を定義したいときに便利です。削除 選択した Antivirus プロファイル を削除します。 削除の場合、確認メッセージが表示されます。本当に削除する場合は[OK]をクリックしてください。※Firewall Policyで使用中のオブジェクトは削除できません。
[変更の保存]をクリックして、設定をデバイスへ適用します。
注釈
- ファイアウォールポリシーを作成する前に、必ずプロファイルの保存[変更の保存]を実施してください。