ログ解析

ログ解析 サマリー表示

ログ解析 のサマリー表示には検索ボックスがあります。検索条件を入力して[検索]ボタンをクリックすると、検索結果が詳細画面に表示されます。
検索ボックス

ログ解析 詳細画面

ログ解析 の詳細画面では、ログの検索や簡易統計、RAWログのダウンロードができます。
詳細検索
サマリー表示の検索ボックスで検索したときや、前回の検索結果が残っているときなど、検索結果が表示された状態で詳細画面が開くことがあります。

検索結果は初期状態で、お客さまの全てのデバイスの48時間分のログが10ログずつ、タイムスタンプの降順に表示されます。これらの条件は[検索クエリ指定]で変更することができます。

検索結果が「表示行数」よりも多いときは、ページ ナビゲーションでページを移動します。
検索結果

Rawログは1ログ目だけ全体が表示され、2ログ目以降は一部だけ表示されています。マウスポインターを合わせると、そのログのRawログ全体が表示されます。
Rawログ
Rawログは左端の[+]をクリックして表示されるログフィールドでも確認できます。
Rawログ

検索ボックス

検索ボックスはパラメーターを入力して検索できます。
入力欄でスペース キーや矢印キーなど何かキーを押すと、検索条件として指定できる項目が表示されます。
検索条件

これらの項目と、パラメーター、ANDやORなどの演算子を組み合わせることで任意の検索条件を指定することができます。
また、* (アスタリスク)をワイルドカードとして使用できます。
検索条件には日本語など2バイトの文字は使用できません。大文字と小文字を区別します。

入力例で説明します。
入力例 説明
*
すべてのログを検索します。
ただし、検索結果には[検索クエリ指定]で指定された時間範囲のログが表示されることに注意してください。
src_ip:10.0.0.1 発信元IPアドレスが10.0.0.1のログを検索します。
src_port:22 発信元ポートが22のログを検索します。
dst_ip:10.0.0.1 宛先IPアドレスが10.0.0.1のログを検索します。
dst_port:80 宛先ポートが80のログを検索します。
type:utm ログのタイプがutmのログを検索します。
type:traffic ログのタイプがtrafficのログを検索します。
src_ip:10.0.0.1 AND dst_port:22 発信元IPアドレスが10.0.0.1で宛先ポートが22のログを検索します。
src_ip:10.0.0.1 OR src_ip:10.0.0.2 発信元IPアドレスが10.0.0.1または10.0.0.2のログを検索します。
NOT(src_ip:10.0.0.1 OR src_ip:10.0.0.2) 発信元IPアドレスが10.0.0.1でも10.0.0.2でもないログを検索します。

検索クエリ指定

検索クエリ指定には初期状態で、すべてのデバイス、最新48時間以内(日本時間)、1ページにつき10ログ、タイム スタンプの降順に、ログ表示モードで表示されます。
これらの条件は[検索クエリ指定]で変更することができます。
検索クエリ

項目 説明
デバイスを選択(デバイス名) チェックしたデバイスが検索対象のデバイスです。
開始・終了 検索対象とする期間の開始日時と終了日時です。カレンダーのボタンをクリックして指定してください。
タイムゾーン ログ表示モードでの開始日時と終了日時のタイムゾーンです。UTCかJSTのどちらかを選択してください。簡易統計モードではこの指定に依らずUTCが用いられます。
指定時間 開始日時と終了日時の、範囲内を検索するか範囲外を検索するか、選択してください。
ログ表示モード 検索結果にログを表示します。
簡易統計モード 検索結果にログのフィールドごとの簡易統計を表示します。
表示行数 ログ表示モードのとき、1ページに表示するログ数です。
並び替え ログ表示モードのときの並び順を指定します。
フィルター
送信元や宛先のIPアドレスとポート番号で検索結果を絞り込むことができます。
入力した値に一致させたいときは[MUST]を、入力した値を除外したいときは[MUST_NOT]を選択してください。

検索対象とする期間は、「ログ解析の詳細画面を開いた時点から48時間以内」が指定されます。
表示行数を増やすと、検索に時間がかかる場合やWebブラウザーの警告が表示される場合があります。

検索クエリ保存

[時間範囲指定]以外の検索条件に、名前を付けて保存することができます。
クエリの保存
保存したい検索条件を指定した後、赤枠の入力欄に検索クエリの名前を入力して[クエリ保存]をクリックします。
クエリの保存
日本語など2バイトの文字は使用できません。英文字は小文字で入力しても大文字で保存されます。
検索クエリとして保存できるのは、[時間範囲指定]を除く検索条件です。

保存したクエリの呼び出し
赤枠のボタンをクリックするか、入力欄でスペース キーや矢印キーなど何かキーを押すと、保存されたクエリが表示されます。利用したいクエリの名前をクリックすると、保存した検索条件が呼び出されます。[時間範囲指定]は検索の都度、指定してください。
クエリの呼び出し

検索クエリとして保存できるのは、[時間範囲指定]を除く検索条件です。

保存したクエリの削除
検索クエリ名の[×]をクリックすると、保存されたクエリを削除します。
クエリの削除

確認のダイアログが表示されます。
Confirmation
[OK]をクリックすると保存されたクエリを削除します。

ログフィールド

ログ解析 の詳細画面では、ログを要素ごとに分解しログフィールドに表示することができます。
検索結果の、左端の[+]ボタンをクリックすると、そのログのログフィールドが表示されます。
ログフィールド

ログ フィールドの緑色の[+]ボタンをクリックするとその要素(項目と値)を検索条件に追加することができます。
要素追加

例えば、* (アスタリスク)ですべてのログを検索したあとで、ログ フィールドから「dst_ip 10.1.144.3」という要素を[+]で追加すると、検索ボックスに「* destip:10.1.144.3」と入力され検索結果が更新されます。
要素追加2

[一致するクエリ]は、保存された検索クエリでそのログが検索できるかどうかを示します。
クエリ名の[インポート]ボタンをクリックすると、保存された検索クエリが呼び出され、検索結果の表示が更新されます。
規則インポート

検索クエリとして保存できるのは、[時間範囲指定]を除く検索条件です。

簡易統計モード

簡易統計モードでは指定した項目ごとにログ数を確認できます。
簡易統計モード

指定できる項目は、ログフィールドで確認できる項目と同じです。入力欄をクリックすると表示されます。
表示設定

複数の項目を追加できますが、組合せられない項目もあります。
組合せられない項目を追加すると、警告が表示されます。
表示設定_警告

警告が表示されたときは最後に追加された項目を削除し、項目の組合せを変更してください。
項目は[×]ボタンをクリックすると削除できます。
表示設定_項目削除

簡易統計モードの検索結果は、指定した項目ごとにログ数が表示されます。
複数のフィールドを指定した場合は、最初の項目を主キーとして項目ごとに組合せカウントされます。
簡易モード_検索結果

時間範囲指定のタイムゾーンにJSTを選択していても、簡易統計モードではUTCが用いられます。

RAWログのダウンロード

[RAWログのダウンロード]をクリックすると、検索結果をCSVファイルとしてダウンロードすることができます。
RAW結果ダウンロード

ダウンロード対象フィールド
[RAWログのダウンロード]をクリックして表示される[Select the fields to export]画面で、ダウンロード対象とするフィールド名を選択します。
初期状態ですべてのフィールドが選択されています。ダウンロード対象としないフィールドは×ボタンで選択を除外します。
対象フィールド

[Reset]をクリックすると、選択がすべて除外されます。
対象フィールド reset

除外したフィールドは、空欄のどこかをクリックして表示されたフィールド名から再度選択できます。
対象フィールド select

[OK]をクリックすると、ダウンロードが開始されます。
[OK]をクリックすると選択したフィールドが記憶され、次回[RAWログのダウンロード]をクリックしたとき同じフィールドが選択された状態の画面が開きます。
CSVファイルには、この画面で選択した順番にフィールドが並びます。
対象フィールド ok

ダウンロード対象ログ
ダウンロードの対象となるのは、検索結果のすべてのログではなく、検索結果として1ページに表示されている分のログまたは簡易統計結果です。
ログ表示モードで[表示行数]を「10行」としている場合、検索結果が1,007件あっても[RAWログのダウンロード]ボタンをクリックしたときそのページに表示されている10件のログだけがダウンロードされます。
簡易統計モードの場合は、項目ごとのカウント結果だけがダウンロードされます。ログは含まれません。

CSVファイルの区切り文字
[ログ表示モード]の場合、CSVファイルの区切り文字は タブ です。
[簡易統計モード]の場合、CSVファイルの区切り文字は ,(カンマ)です。