mlb load-balancer create

コマンド概要

環境変数で指定したテナントにManaged Load Balancerを作成します。


必須パラメーター

パラメーター名 データ形式 デフォルト値 パラメーター説明
--plan-id <uuid> なし Managed Load Balancer のプランID
--interface <net-id=uuid,virtual-ip=ip-address,reserved-fixed-ips=ip1:ip2:ip3:ip4> なし Managed Load Balancer のインターフェイス。選択したプランにより最大4つまたは7つ指定できます。ロジカルネットワークの ID、仮想 IP アドレス、予約 IP アドレスを指定します。予約 IP アドレスは4つ指定する必要があります。

任意パラメーター

パラメーター名 データ形式 デフォルト値 パラメーター説明
--name <string> なし Managed Load Balancerの名前
--description <string> なし Managed Load Balancerの説明
--tags <json> {} Managed Load Balancerのタグ
--syslog-servers <ip-address=ip-address,port=integer,protocol=string> port=514, protocol=udp アクセスログを転送するシスログサーバー。IP アドレス、ポート番号、プロトコルを指定します。最大2つ指定できます。2つ指定した場合、プロトコルは揃えるようにしてください。

コマンド使用例

ecl mlb load-balancer create

$ ecl mlb load-balancer create --name test_mlb --plan-id 00c57d90-6879-4bf0-a052-68107d6e2884 --interface net-id=b4165eed-6c00-4846-9748-35af0ac27c35,virtual-ip=10.10.10.10,reserved-fixed-ips=10.10.10.11:10.10.10.12:10.10.10.13:10.10.10.14 net-id=75693293-37f7-43a9-a04e-c5535f11e126,virtual-ip=10.10.12.10,reserved-fixed-ips=10.10.12.11:10.10.12.12:10.10.12.13:10.10.12.14
+-----------------------------+--------------------------------------+
| Field                       | Value                                |
+-----------------------------+--------------------------------------+
| ID                          | c1921857-2000-491f-93fc-6df0758f398e |
| Name                        | test_mlb                             |
| Description                 |                                      |
| Tags                        | {}                                   |
| Configuration Status        | CREATE_STAGED                        |
| Monitoring Status           | INITIAL                              |
| Operation Status            | NONE                                 |
| Primary Availability Zone   | None                                 |
| Secondary Availability Zone | None                                 |
| Active Availability Zone    | UNDEFINED                            |
| Revision                    | 1                                    |
| Plan ID                     | 00c57d90-6879-4bf0-a052-68107d6e2884 |
| Plan Name                   | 50M_SINGLE_4IF                       |
| Tenant ID                   | 365ef162a424498c898400ef374618a7     |
| Syslog Servers              | null                                 |
| Interfaces                  | null                                 |
+-----------------------------+--------------------------------------+

注釈

< インターフェイスの設定について >

  • ロジカルネットワーク(ストレージプレーン)とは接続致しません。ロジカルネットワーク(データプレーン)とのみ接続致します。
  • 予約IPアドレスとは、Managed Load Balancerの冗長性を崩さずに、ソフトウェアのバージョンアップやManaged Load Balancerのプラン変更が実施できるように、インターフェイスごとにあらかじめ確保させていただくIPアドレスです。
  • 予約IPアドレスは1インターフェイスにつき、SINGLEプラン、HAプランに関わらず、4つ指定していただく必要があります。
  • 仮想IPアドレス(VIP)で指定したアドレスは、予約IPアドレスとしてご利用いただくことはできません。
  • 予約IPアドレスとして設定されたIPアドレスはお客さまのその他の機器の物理インターフェイス・許可されたIPアドレス等で利用しないようお願いします。
  • 一度接続したインターフェイスの仮想IPアドレスと予約IPアドレスは変更いただくことができません。変更いただく場合は、インターフェイスの削除、再作成が必要になります。

< シスログサーバーの設定について >

  • アクセスログ取得/転送設定では、お客さまのシスログサーバーにアクセスログの転送を行います。転送には、Managed Load Balancerのロードバランシング機能を利用しており、ヘルスチェック方式にICMPを採用しております。Managed Load Balancer からシスログサーバーへのPing応答が確認できると、アクセスログの転送ができるようになります。Managed Load Balancerからシスログサーバーに対するPing応答が確認できるようネットワークおよびシスログサーバーの設定をしてください。(ヘルスチェックおよびアクセスログ転送の送信元 IP アドレスは、インターフェイスの「予約 IP アドレス」に設定している4つのアドレスのうちのいずれかです。4つのアドレス全てと疎通できるようにしてください。)
  • 転送先のシスログサーバーは2台まで設定が可能です。
    • TCPの場合:2台の両方へアクセスログが転送されます。
    • UDPの場合:1台のみに送信されます。ICMPによるヘルスチェックが行われており、2台の設定枠のうち、上部(1台目)の設定枠が優先されます。上部(1台目)に設定されているシスログサーバーへのヘルスチェックが失敗すると、下部(2台目)に設定されているシスログサーバーへの送信に切り替わります。