クラウド/サーバー Enterprise Cloud 1.0接続

メニュー概要

メニューの概要

クラウド/サーバー Enterprise Cloud 1.0接続は、SDPFのロジカルネットワーク(データプレーン)と、同一エリア内のECL1.0のサーバーセグメントを接続するためのメニューです。
本メニューにより、ECL1.0を利用中のお客さまは、SDPFが提供する豊富なメニューを利用することができます。
概要

メニューの特長

クラウド/サーバー Enterprise Cloud 1.0接続は、以下の特長を持ったメニューです。

  • SDPFのロジカルネットワーク(データプレーン)と、同一エリア内のECL1.0のサーバーセグメントを同一L2セグメントで接続します。
  • 設備は冗長化されており、安定した通信をご利用いただけます。
  • お客さまは、ポータル経由またはAPI経由でSDPFとECL1.0間の論理接続の追加や削除が可能です。(初期開通時には書面によりお申込みください)

用語の定義

  • mEIC : Master EICの略で、クラウド/サーバー Enterprise Cloud 1.0接続の申し込みにより作成されます。
  • EIC : クラウド/サーバー Enterprise Cloud 1.0接続の申し込みの中で作られる、個々の論理接続を示します。

利用できる機能

機能一覧

クラウド/サーバー Enterprise Cloud 1.0接続メニューには、大きく分けて以下の2つの機能があります。

機能 機能概要
L2接続機能
同一エリア内のSDPFとECL1.0を接続します。
なお、提供データセンタについては、 各リージョンで提供しているサービス をご確認ください。
管理機能 お客さまにて、本メニューをセルフマネジメントするための機能を、ポータルおよびAPIにて提供します。

各機能の説明

L2接続機能

クラウド/サーバー Enterprise Cloud 1.0接続メニューは、SDPFのロジカルネットワーク(データプレーン)と、同一エリア内のECL1.0のサーバーセグメントを以下の仕様で接続することが出来ます。

  • レイヤ2
  • Point to Point

お客さまは個々のロジカルネットワーク毎に1つの論理接続を申し込むことが出来ます。

  • 1つのクラウド/サーバー Enterprise Cloud 1.0接続の(mEIC)毎に最大24個申し込むことが出来ます。
  • 技術的にはVLANにてお客さま通信を分離しますが、VLAN IDをご指定いただく必要はありません。
構成

管理機能

クラウド/サーバー Enterprise Cloud 1.0接続メニューでは、お客さまが本メニューにかかわる操作をポータルないしAPIにて行うことが出来るセルフマネジメントの機能を提供します。
セルフマネジメント機能として、以下の操作を開放しています。
項番 操作 操作詳細
1 クラウド/サーバー Enterprise Cloud 1.0接続の情報参照
既にご利用いただいているクラウド/サーバー Enterprise Cloud 1.0接続の情報を参照することが出来ます。
初めてご利用になる場合は、お客さまに書面によるお申し込みをいただき、弊社の開通作業後に参照が可能となります。
2 クラウド/サーバー Enterprise Cloud 1.0接続の追加
新規にロジカルネットワークとECL1.0のサーバーセグメントを接続することが出来ます。
初めてご利用になる場合は、お客さまに書面によるお申し込みをいただき、弊社の開通作業後に参照が可能となります。
3 クラウド/サーバー Enterprise Cloud 1.0接続の削除 既設の接続を削除することが出来ます。

クラウド/サーバー Enterprise Cloud 1.0接続の情報参照

お客さまにて、既にご契約いただいている本メニューの情報を、ポータルないしAPI経由で参照することが出来ます。参照出来る情報の詳細は以下の通りです。

参照可能な情報 詳細
mEIC name(識別名)
お客さまにご指定いただいたECL1.0との接続を識別する名称を参照することが出来ます。
お申し込み時にご記入いただいく情報で、ご利用中の変更は出来ません。
EIC name(識別名) mEICに含まれる個々のVLAN毎の接続に対する識別名を参照することが出来ます。
ロジカルネットワーク EICに接続するロジカルネットワークの情報を参照することが出来ます。
Enterprise Cloud 1.0 サーバーセグメント EICに接続するECL1.0のサーバーセグメントの情報を参照することが出来ます。

クラウド/サーバー Enterprise Cloud 1.0接続の追加

お客さまにて、新しいEICを、ポータルないしAPI経由で作成することが出来ます。EIC作成時に、以下のパラメータをご指定ください。

指定可能な情報 詳細
mEIC name(識別名) お申し込み時にご記入いただいた識別名をご指定ください。
EIC name(識別名) mEICに含まれる個々のVLAN毎の接続に対する識別名をご指定ください。
ロジカルネットワーク EICに接続するロジカルネットワークをご指定ください。
Enterprise Cloud 1.0 サーバーセグメント EICに接続するECL1.0のサーバーセグメントをご指定ください。

クラウド/サーバー Enterprise Cloud 1.0接続の削除

お客さまにて、すでにご契約いただいているEICを、ポータルないしAPI経由で削除することが出来ます。EIC削除時に以下のパラメータをご指定ください。

指定可能な情報 詳細
mEIC name(識別名) 削除するEICが含まれる代表契約をご指定ください。
EIC name(識別名) 削除するEIC名をご指定ください。

メニュー

メニュー、プラン

クラウド/サーバー Enterprise Cloud 1.0接続メニューでは、1プランのみとなります。

接続プラン 概要
帯域確保型 ECL1.0とSDPF間を接続します。

申し込み種別と方法

SDPFをご契約いただいたお客さまで、同一エリアに同一名義のECL1.0を既にお持ちのお客さまは、本メニューをお申し込みいただくことが出来ます。申し込みの種類としては以下の通りです。

申し込み種別 申し込み方法 納期
クラウド/サーバー Enterprise Cloud 1.0接続メニューの新規申し込み(mEIC)
担当営業経由で新規のお申し込みいただきます。
ECL1.0側のご契約情報の確認を行った後に受領となります。
お申し込み受領確定後、5営業日
SDPFのロジカルネットワークと、ECL1.0のサーバーセグメントの接続追加(EIC) ポータル/API経由で、お客さま自身の操作によってお申込みいただきます。 即時提供
SDPFのロジカルネットワークと、EC1.0Lのサーバーセグメントの接続削除(EIC) ポータル/API経由で、お客さま自身の操作によってお申し込みいただきます。 即時提供
クラウド/サーバー Enterprise Cloud 1.0接続メニューの廃止(mEIC) 担当営業経由で廃止のお申し込みをいただきます。 お申し込み受領確定後、5営業日

接続可能サービス

  • 本メニューで接続可能なECL1.0データセンターは以下となります。
エリア SDPFリージョン 接続可能なECL1.0データセンター
東日本 JP1, JP4, JP5, JP7
  • 横浜第1データセンター
  • 埼玉第1データセンター
西日本 JP2, JP6
  • 関西1データセンター

申し込み時の注意事項

  • 本メニューのお申し込みの上限数と下限数、販売単位は以下となります。
  上限数 下限数 販売単位
テナントごとのクラウド/サーバー Enterprise Cloud 1.0接続数(mEIC) 1 0 1
クラウド/サーバー Enterprise Cloud 1.0接続(mEIC)ごとの論理接続数(EIC) 24 0 1
  • お申し込み時にECL1.0の確認に時間をいただきます。
  • 確認後、初期開通には所定の日数をいただきますので余裕をもってお申し込みください。
  • 接続の追加、削除等のお申し込み(操作)は複数同時に実施することは出来ません。1つが完了した後に次の操作を実施ください。

ご利用条件

他メニューとの組み合わせ条件

  • 本メニューは、1つのロジカルネットワークに対して「コロケーション接続(CIC)」と同時に利用いただくことは出来ません。
  • 「コロケーション接続(CIC)」ないし「クラウド/サーバー Enterprise Cloud 1.0接続」がされているECL1.0サーバーセグメントに対しては利用頂くことは出来ません。
  • ロジカルネットワーク(ストレージプレーン)に対しては接続出来ません。

最低利用期間

本メニューには最低利用期間はありません。


料金

初期費用

本メニューでは、初期費用はいただいておりません。


月額費用

本メニューは無料でご利用いただけます。


サービス提供の品質

サポート範囲

本メニューにて提供する機能は、すべてサポート範囲内となります。なお、本メニューを用いたネットワーク設計や、各種設定内容などにつきましては、サポート対象外となりますので、ご了承ください。

運用品質

本メニューの運用品質は、Smart Data Platformに標準で定められた運用品質に準じます。

項目 詳細
運用時間
24時間/365日
バックボーン故障時の動作 機器は冗長構成を取っておりますが、故障時には約1分(設計値)の切り替わり時間が発生します。

SLA

本メニューの運用品質は、Smart Data Platformに標準で定められたSLAに準じます。

制約事項

通信、インターフェイス条件

  • ユーザインターフェイス条件
    • L2 BroadcastおよびL2 Multicast、Unknown Unicastは一定の値を超えると破棄されます。
    • フレーム長は最少68byte(tag)、最大1,522(tag)です。
    • IPv6は対応しておりません。
  • MACアドレスに関する条件
    • ECL1.0 サービス側で使用されるMACアドレスは以下のとおりです。お客さまシステムでは、以下のMACアドレスと重複しないMACアドレスを使用してください。なお、以下のMACアドレスは変更される可能性があります。あらかじめご了承ください。
      • 00-50-56で始まるMACアドレス (VMware)
      • a2で始まるMACアドレス
      • 00-0b-fc-fe-1bで始まるMACアドレス
      • 00-00-0c-07-acで始まるMACアドレス (HSRPv1)
      • 00-50-56で始まるMACアドレス (VMware)
      • 00-00-0c-9f-f0-00~00-00-0c-9f-ff-9f (HSRPv2)(※1)
      • 00-00-5e-00-01-00~00-00-5e-00-01-50 (VRRP)(VRRPグループID 0~80)(※2)

注釈

※1 お客さまシステムでは00-00-0c-9f-ff-a0以降を使用してください。

※2 お客さまシステムでは00-00-5e-00-01-51(VRRPグループID 81)以降を使用してください。

契約条件

  • SDPFとECL1.0の契約名義は同一法人とします。

開通および廃止

  • 開通試験へのご協力について
    • 初期開通時に、弊社にてECL1.0とSDPFのお客さま設備間の通信確認を致します。
    • お客さまの設備に対してping試験を行いますので、必要事項を申込書にご記入ください。